Custom Yacht Project
ー カスタムヨットプロジェクトー




ハルとデッキの進行状況

その後、ハルにはバルクヘッドの設置に取り掛かっています。因みに
バルクヘッドは全てただの板では無く、中心にコア材を入れ、ラミネー
トされています。色の違いは、コア材の種類の違い、密度が異なる為
です。より高い強度と軽量化の為です。




バウキャビン






バルクヘッドは全て、上の写真の様に、グラスを積層して、バキューム
をかけています。超強固にする為です。




エンジンのドライブ、ラダーポスト、キール周り等は、フォームコア材を
撤去して、FRP単盤に積層します。

以下はデッキのモールドです。



木材はダミーのバウスプリット、バウスプリットの設置箇所を造る為の物で
型抜きした後は、撤去します。


セルフタッキングジブのレールの設置個所、マスト設置個所、マストから
ロープ類がデッキ下を通って、デッキオーガナイザーで方向転換、そして
後部へ走りますが、これはモールドなので、そのスペースを造っています。
これに積層し、その後、これらを撤去しますと、凹みができ、その部分の中
をロープが走る。デッキ下の隠れた部分です。





こうやって、一艇一艇、仕様に合わせてモールドを造っていきます。ハルも
そうですが、非常に手間を惜しまず、造り上げています。カーボンとか、素材
に何を採用するかは、もちろん重要ですが、それ以上に、どう施工していく
かの方が、もっと重要です。


2020年10月12日



以降、建造と供に更新していきます。

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